車引くるまびき

菅原伝授手習鑑より


 梅王丸
三つ子の長男で勇猛果敢な人物。

末弟の桜丸と共に主人 菅原道真の敵 藤原時平を討とうと
吉田神社の境内で待ち伏せしますが、時平の威勢の前に
身がすくみ討ちもらしてしまう。



松王丸 
政敵 菅原道真を左遷して今や全盛を迎えた藤原時平に
事情があって仕えている。

三つ子の兄弟の次男で切れ者。
菅原道真方の梅王丸と桜丸とは心ならずも対立している。

隈取は筋隈の中の一本隈と呼ばれるもの。
 



 桜丸
三つ子の三男。

兄二人とは違い、どちらかというと女性的な面を持つ。

梅王丸に時平が吉田神社参詣を知らせる。
その後、自分の落度で主人 菅原道真が左遷された事を
苦にして切腹してしまう人物。 「賀の祝」の場
 



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